まずは居抜き物件とは何かを簡単に解説します

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これから新しくお店を開く場合には、何かと初期費用がかかってしまいます。初期費用はできるだけ少ない方が負担は少なくて済みます。特に脱サラをした場合などでは、十分の初期費用を用意できない可能性があるため、初期費用ができるだけ少ないほうがはるかにスムーズな発進をすることができるでしょう。この場合には、居抜き物件を利用すると良いでしょう。普通の物件と居抜き物件の違いは、スケルトンの状態になっているか、それとも前の借主が使っていた設備や備品などがそのまま置いてあるかの違いになります。もし、店舗を開く場合に前の借主が置いていった冷蔵庫や冷凍庫、キッチンやカウンターがそのままで置かれていたとすれば、新しい借主としては初期費用をかけずに広告費などにお金を回すことができるのです。

前の借主にとってのメリットも大きい

居抜き物件における、前の借主にとってのメリットはどのようなものでしょうか。前の借主にとっての負担は、テナントをスケルトンにすることです。スケルトンにすると言う事は、そのテナントを解体する必要があります。もちろん、マンションなどの場合は建物を解体するわけではありませんので、莫大な費用がかかるわけではありません。解体するのはあくまでもコンクリート躯体の中だけになります。ですが、壁紙を剥がしたり、カウンター等を取り外したりすると数百万円のお金がかかることも珍しくはありません。使えるものを売却したとしても、赤字になるでしょう。そこで、居抜き物件を利用するべきでしょう。居抜き物件を利用することによって、スケルトンにする必要がなくなり、その分解体費用を限りなく減らすことができます。

貸主にとっても大きなメリットがある

居抜き物件は、貸主についてもメリットがあります。貸主としては、できるだけ家賃収入を安定させることが重要です。退去をしたのはいいですが、そのまま何ヶ月も空室が続けば、その分家賃収入がなくなってしまいます。下手をすれば赤字になる可能性もあるでしょう。そこで、居抜き物件を利用します。居抜きを利用する場合には、これから退去する借主に対して、居抜きにしてもよい代わりに、新しい借主を見つけてくるようにお願いをします。つまり、居抜き物件にするための条件が、すぐに新しい借主を入居させることとするのです。これによって、空室期間をかなり短くすることができます。また、前の借主にとっても、新しい借主にとっても金銭的な負担が少なくなると言う意味で、それぞれにメリットがあるのです。

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